今日は毎月恒例アカデミーヒルズ主催「Roppongi Biz オンラインビジネスセミナー」に参加してきました。
今回のセミナーは、ビーコン コミュニケーションズ株式会社 インタラクティブ・クリエイティブディレクター 渡辺 英輝 氏をゲストして招き、「インターネットが最適化する、メディアの垣根を飛び越えるブランディングとは~ビーコン コミュニケーションズ が仕掛けるクロスメディア・マーケティングの実際~」というテーマでした。
渡辺氏はナイキのJASARIやキメワザバトルを手掛けられ、今回はこれまた監修として携わったヴィダルサスーンの事例を紹介してくれました。
何を隠そうこのヴィダルサスーンのサイト、すでに何回も繰り返しで見てます。w
だって安室ちゃんかわいいんですもん。さらにあのパトリシア・フィールド(プラダを着た悪魔のスタイリングを手がけた人)がスタイリングしていると聞いて僕の心がときめかないわけがない。
渡辺氏がヴィダルサスーンの事例を用いて説明してくれたことは以下のようなことでした。
- Media CentricではなくHuman Centric
- 5W1Hを明確にしたプランの設計と実行
- 企画部隊と実行部隊を分けたチーム作り
- シンプルなビジョンを掲げ、チームメンバーの思いに一貫性を出す
渡辺氏が講演の中で何度も繰り返していたことで、
「ただ製品の説明をするだけのプロモーションではなく、製品そのものの奥にあるアイデンティティを伝えるのが重要。そのために、Human Centricでプロモーションを組み立てる必要がある。」(若干咀嚼してます。)
現在の広告代理店の提案がMedia Centric、つまりメディアありきの発想になってしまっているということでした。
まあ、広告代理店としてはメディアそのものがクライアントでもあるのでなかなかこのしがらみはぬけられないのかとも思いますが。
今回、強く僕が感じたのは渡辺氏が「共感を生むような」とか「イメージ」などの定性的な言葉で話をしていたことです。
今回のヴィダルサスーンのように、キャンペーンの目的が「ブランドの強化」であったために定性的な言葉が多かったのかもしれないのですが、ネット広告だと「定量的な効果」を求められることがあるので、同じゴールでもアプローチ手法というか、提案の仕方が全く異なるのだと感じました。
テレビだからいいとか、webだからいいとかそんなことは問題ではない。
いかにしてブランドメッセージを届けるか。コンタクトポイントに絶対はないのですね。
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