エントリーするのが遅くなってしまいましたが、4月19日に六本木アカデミーヒルズで行われたオンラインビジネスセミナーに参加してきました。
今回は時事通信の湯川さんをゲストに、
「テクノロジーになる広告と、経済のリワイヤリング」
米国のIT企業買収合戦の理由と、日本への影響
~360度マーケティングの最先端で見えてきた次のビジネスチャンス~
というテーマのセミナーでした。
セミナーの内容としては、現在の広告では効果的かつ重要とされているのが「クリエイティヴ」つまり定性的な要素で消費者に興味・関心を喚起させている「1対多」の関係が、今後テクノロジー(映像技術など)が発達してくれば「マスカスタマイズ」された広告が可能になり、「多対多」の関係が築けるだろうという内容。
個人的になるほど!と思って聞いていた具体例としては、ウォルマートなどの大型小売店舗でのデジタルサイネージの活用。
日本ではまだまだ馴染みのないデジタルサイネージ。よく見るのが山手線の乗降扉の上部についている液晶画面。よくクイズのコンテンツが流れているあれ。人々が今までただボーッと過ごしていた電車の中やエレベーターの中の待ち時間に広告を見せてしまうというもの。あとは最近だと自販機にもついてますね。
で、ウォルマートの例に戻りますが、最先端のデジタルサイネージはスクリーンを見ている人の性別や年齢まで認識できるらしい。
ゲームソフト売り場にスクリーンがあるとしよう。で、スクリーンを見ているのが全部で10人いるとしよう。さらに、その10人中の7人が女性だとしよう。
すると、それをスクリーンに搭載されているコンピュータが「7割が女性」ということを認識し、女性向けのコンテンツ、たとえば「お料理レシピのゲームソフト」のコンテンツを配信する。
その都度その都度に応じてコンテンツを変えるなんてほんとハイテク!ただし、ここで疑問なのが、
- 広告の課金方法は?
- コンテンツの中身はクリエイティブじゃね?
- 設置にかかる費用を考えると中小規模企業不利じゃね?
などなど。。。
たしかにすごいとは思うけど、すべてがテクノロジーで賄えるわけではない。
人的要因とテクノロジーをどううまく組み合わせるかだと思う。
とりあえずテクノロジーの進歩に感心はしました。